子どもビジネススクール

タモコタモの活動は、コタモが小学4年生の時からスタートしました。最初は「恐竜博士になる」夢を叶えるため、自分で恐竜を描き、グッズ化して世界千大博物館をまわる旅費をつくるプロジェクトでした。

始めた当時4年生

タモコタモの恐竜プロジェクトの反響はとても大きく、多くの方々からご賛同・ご声援をいただけたり、取材を受けました。

コロナの影響でスケジュール通りに旅費を作ることができませんでしたが、皆様のおかげでだんだんと旅費の目途が付いてきました。もうすぐ行けると思います。

そして今、目的を達成することも大切ですが、もっと大切なことに気付いたのです。

タモコタモの恐竜プロジェクト、それは大切な学びの場と親子の絆

小学4年生のコタモがカナダと中国の恐竜博物館に行きたいと言い出した時、子供の夢を叶えるという視点と、親としてはもう一つの考えがありました。

この情熱をもっと多くの学びにつなげられないか

海外で思春期を過ごしたコタモの母、タモは日本の教育で「お金」についてタブー視されていることが気になっていました。もっと早くから「お金」を勉強し、経済活動を身近に感じることができれば、子供たちは将来幅広い活躍ができるのではないか、そう思っていました。

タモコタモの恐竜プロジェクトは経済・ビジネスを学ぶのにぴったり!

タモコタモの恐竜プロジェクトはまさに小さな会社運営と同じ。ビジネスの基本を学ぶのにはピッタリ!そう考えました。

タモコタモ恐竜プロジェクトのプロセス

ここで具体的にコタモと一緒に行ってきた恐竜プロジェクトをご紹介します。

  1. 目標を作る:恐竜博物館に行くためにいくら必要かを算出
  2. モノを作る:核となる恐竜のイラストを描く
  3. グッズ化する:描いた恐竜がどのようにお客様に喜ばれるかを考えてグッズ化を考案
  4. 販売する:販売場所の選出から、ショップのレイアウトまで考えて趣味レーションし、実演に臨む
  5. 利益計算する:売上 – 仕入金額 – 人件費=利益 、を学び計算。利益は自分名義の銀行口座に貯金。人件費=自分の報酬(その場で現金をもらいます)
  6. 次回売り上げをあげるための企画を考える 売れる商品は?売れない商品は?売り上げをあげるためにはどうしたらいい?
    動画を作成する?SNSにはどう発信する?キャンペーンはどうする?
  7. 2番に戻りこのサイクルを工夫しながら続ける

コタモのキャンペーン インスタライブに挑戦

これぞビジネスの基本ですね。この過程は親と子、二人三脚で行われ、常に意見の交換をしながら進めます。

親が学んでほしかったこと以上に子供が学ぶこと

恐竜デザイン中のコタモ

コタモにタモコタモプロジェクトをやって、自分で何が一番身についたと思う?と聞いたところ、思いがけないことを一番にあげました。

一番学んだことは、人とのコミュニケーション

HMJ恐竜グッズ出店の様子
dav

コタモの言葉にハッとさせられました。最初はほとんどしゃべれなかったコタモ。どのように説明すればお客さんに届くのか、興味を持ってもらうのか。最初は教えた通りに話すのですが、そのうち自分で考えてお客さんと話すようになりました。

コミュニケーション、一番大事なことが学べました。親としてはとてもうれしいです。

2番目はコンピュータスキル

恐竜プテラノドン翼竜のイラストの描き方

タモコタモの恐竜プロジェクトを通じてコンピュータ上で描く方法や、動画を作る方法、プレゼンテーションのスライドを作る方法を学びました。

今ではどう作ったのかわからないぐらい上手にパワーポイントを使いこなせるようになりました。

コタモが作った自分のプレゼン資料

学んでほしい、そう思ったことを学ばないことも勿論ありますが、それに代わって多くの大切な事を学んでいるようです。子供の可能性は未知数ですね。

親と子供、一緒にいられる時間は限られていますが、このプロジェクトを通じて親としてはかけがえのない一緒に何かを成し遂げている時間をプレゼントしてもらっています。

そして今、ネクストステージへ。小学6年生の恐竜プロジェクトチャレンジ

ヨコハマハンドメイドマルシェ2021 デザフェス54

コタモは六年生。カナダ博物館への旅費は1年以内に貯めることができる目途が付いてきました。

そうしたらタモコタモの恐竜プロジェクトは終わり?

そんなのもったいない!と多くの方々からお声を頂きました。このプロジェクト自体が大切な財産だということを周りの方から教えていただきました。

タモコタモの恐竜プロジェクトをもっと多くの親子に経験してほしい

多くのお父さん、お母さんからこのプロジェクトを絶やさないでほしい!とのお声を頂きました。そして、コタモとコタモの恐竜プロジェクトに賛同いただいている方々の力を借りて「タモコタモの恐竜プロジェクト」を全国展開していこう!と決めました。

コタモはプレイヤーから伝道師になります。これはコタモにとっての新たなチャレンジでもあります。

まだまだネクストプロジェクトは始まったばかり。タモとコタモのこの経験をどのように全国の親子にインプットしていくのかは考え途中です。まずはできることから少しずつ活動していこう思います。

タモコタモの恐竜プロジェクト・ネクストステージを応援してくださいね!

ネクスト恐竜プロジェクト 第一弾は1日こども店長のワークショップ

2021年11月27日(土)、28日(日)では地元の豊洲で行われるSDGsフェスがあり、タモコタモはショップ&ワークショップで参加いたします。

まずは子供たちにキッザニアのように楽しい1日店長を体験してもらいます。これは前述したタモコタモ恐竜プロジェクトのプロセス4番です。まずは入りやすい所からスタートして、子供や親たちに子の活動を伝えていこうと思っています。

取材大歓迎!

このプロジェクトを広めるために取材を歓迎しています。こちらよりご連絡ください。