タモコタモの恐竜デザインが出来上がるまでをちょこっとご紹介。二人で喧々諤々妥協知らずで作ります。

① 恐竜選び

恐竜選びはもちろんコタモが選びます…といいつつ実はタモが主導権を握っています。恐竜の構図を考えるには、恐竜の骨格、筋肉の付き方だけでなく、何を食べるのか、どのようなところに住んでいるのかを理解しないと描けないのです。だから、ここはかなり重要なので筆を握るコタモが主導権を握っています。

② 恐竜の勉強


様々な図鑑やネットで描く恐竜のことを勉強します。コタモの方がずっと詳しいので、コタモに聞いたり、情報収集をしてもらいます。

③ 構図を描く

やっとここから構図を描きます。おおよその構図が出来上がるとコタモの出番です。「迫力がない」「口が長いのが特徴だから横を向いていた方がいい」「角の向きが違う」「後ろ足の筋肉が一番発達しているからもっと太く」 とにかく注文が盛りだくさんです。

④ 模様を描く

④ 模様を描く
皮膚の質感を表す模様はとても重要です。ただ、それだけですと特徴が出ないので、恐竜の残念ポイントなども模様で表します。
例えば、恐竜の王者ティラノサウルスは実は走るのが超遅い。そんな残念でもあり、かわいい特徴をもつティラノサウルスの背中の中心部分に水玉の模様をいれました。この模様もコタモの注文は止まりません。何度もダメ出しをされ、質感がマッチするまで描き直しを何度も行います。

⑤ 色を付ける

色はコンピューター上で付けます。手描きの線画をコンピュータに読み込み、フォトショップで着色します。

まずは、超リアルカラーを作ります。恐竜の色は正確にはわかっていませんのでコタモのセンスのみです。細かい色の指示が入ります。
次にPOPな配色を考えます。こちらはタモが考えるのですが、大体に詰まってコタモの力を借ります。コタモのアドバイスは結構的確で二人で力を合わせて納得する色使いで仕上げます。

このようにしてタモとコタモで時間をかけてじっくりと仕上げていきます。とても楽しい作業です。ゆっくり丁寧に、二人が納得するデザインをつくっていきます。

コタモの第4作プテラノドンの制作過程

コタモの第4作目を細かくご紹介したブログがあります。こちらをどうぞ。